橋のない川(三)(住井すゑ/著)

米騒動は昔のことだけど、似たようなことは現代でも起きているな、、、と思いました。
原油を買い占める投機家と地主や米屋、弱者の苦しみを自分の利益に換えるという点では同じかと、、、
ただ、米騒動と大きく違うのは、「よこせ!」と暴動を起こす先が明確でないことと、ないと困るけどなくても生活できる、という点で、これはかなり大きいのかもしれないと思いました。
いずれにせよ、いつの時代も人間って似たようなことを繰り返しているのだな、とやや呆れました。
と、本筋から離れた感想はここまでにして。
明治4年の太政官令からかなりの時を経てもエタ差別は変わらず存在し、義務においてのみ平等になった世の中で誠太郎は入営することになり、孝二は学校を卒業し働き手となります。
気になっていた、小森を後にした誠太郎のことも描かれていて、お嬢さんとの縁談などの話も進み、ますます先が楽しみになって来ました。
ハルピンに向かった誠太郎のその後、杉本まちえの動向など、気になること盛りだくさんで(四)に続きます。

橋のない川〈3〉 (新潮文庫)
新潮社
住井 すゑ

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by ウェブリブログ


"橋のない川(三)(住井すゑ/著)" へのコメントを書く

お名前
メールアドレス
ホームページアドレス
コメント