山妣(やまはは)(坂東眞砂子/著)

一言で言うのなら、壮絶である。
人間の感情と言うものはなんて恐ろしいのだろうか。
それぞれが自分の事情を抱え、貫こうとするが故に起こる出来事の数々。
「山の掟なんか知るものか・・・・そんなものは通用しないのだ。もし,ここに掟のようなものがあるとすれば,自然の作った掟だけだ・・・ここは人の掟の及ばない世界なのだ」
彼女の人生を強くあらわした言葉と、それを際立たせるように登場するマタギという生き方。
その時代を生きた人たちの閉塞感を描きながらも、ドラマとしてまとめあげられたストーリーはかなり読み応えがありました。
長いけれど、長さを感じさせない作品だと思います。

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