汚れた手をそこで拭かない(芦沢央)

短編集。 本のタイトルと同名タイトルの作品がないので「どういう意味なのかなぁ」と興味深く読みました。 結果、汚れた手をそこで拭かない、と言うよりは、汚した手をそこで拭かない、の方が近いかな(自分、細かいな) 『ただ、運が悪かっただけ』 語り手の旦那様は、運が悪かったとは言えないような、運が悪かったと言うには足らない気がします。 …
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雲を紡ぐ(伊吹有喜)

いろんなものが魅力的過ぎてなにからどう書いていいのか分からなくて嬉しい困惑に心をもみ洗いされています。 自立って経済面が重視されがちだけど実は精神面のほうが生きていくにははるかに重要なんですよね。 「分かり合えない母と娘」のコピーに、世の中には分かり合えてる母娘が多いのになんでうちは…と思い続けていたのを思い出しました。 別に血を…
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いつの空にも星が出ていた(佐藤多佳子)

一つのプロ野球チームの歴史と戦績からこんなドラマを生むことができるなんて!とまずは感激。 そして、あとから振り返る思い出(特に青春)を描くのが本当にうまいなぁ、と感心しきり。 過去を振り返って思い出として描く、ではなく、あとから思い出として振り返る人生を描くのがうまいといいますか…。 『レフトスタンド』こじんまりとした物語ですが、…
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きつねのうみほおずき(しみずみちを・作/梅田俊作・絵)

うろおぼえのお話をもう一度読みたくて探していて行き当たりました。 うみほおずき、よみせ、おんなのこ。 このみっつのキーワード。 読み終えて、これだったような気がする、と思うと同時に、違ってもこの一冊に出会えてよかった思いました。 穏やかに、静かに流れるような物語。 『こんどのえんにち』はこれから何度もやってくるのかな。 だと…
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そして、バトンは渡された(瀬尾まいこ)

設定は作り物的だし、登場人物も然り。 なのに登場人物の心の在り方や動きに全く無理を感じないのは、文字には表されていない一人一人の個性がきちんとベースにあり、それに基づいてそれぞれが言葉を発し行動しているからなんだと思う。 この設定でなければならない、この登場人物たちでないと紡げないとても丁寧な作品だと思いました。 家族っていったい…
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