書籍の中のはみ出し者たち

サリンジャーの『ライ麦畑でつかまえて』が好きである。
初めて読んだのは学生の時だったと思うんだけど、これってアメリカのどこぞやでは未成年には禁書であるらしい。
理由は、ググったけど正確なことは全く分からなかった。
原作はスラング満載で教育上よくないからだとか、主人公が反社会的な言動ばかりとるからだとか、諸説はあるものの核心に触れた記述を見つけることはできなかった。

ちなみに、好きな一冊のくせに、結婚して引っ越す時に実家に置いてきてしまったのだが、書籍に価値を感じない母にてっきり捨てられただろうと思い、その後ふたたび手もとに置いておきたくなったときに購入。
ところが本が好きな父により、置いてきた書籍は段ボールに詰められ全部残されていたことが発覚。
かくして今、私の手元には同じ本が2冊あるのであった。

はぐれもの、という意味では、トーマス・マンの『トニオ・クレーゲル』も好きである。
高校生の時に出会った作品である。
とても好きだったのでいつでも思い立ったページが読めるように学生鞄に忍ばせていた。
入れっぱなしなのでボロボロになることを想定して、自宅用にもう一冊持っていた。

ほぼ同じ理由というか要因というか、気持ちの出所というか…
で、佐々木マキさんの『やっぱりおおかみ』も好きである。

みんなで足並み揃えてちーぱっぱ、みたいな学生生活が窮屈でならなかった。
でもはみ出す勇気もなく、その中で小さく小さく生きてきた。

今介護の職に就いて、みんなで足並み揃えて…的なレクを企画するのが嫌いなのもこの性分がもとになっている。

でも…それぞれの個性や好みを生かして個別に、っていうのは、学生が相手でも高齢者が相手でも難しい。
でも…だからと言ってみんなで足並み揃えてやりましょう!でしかたないじゃない。やらないわけにはいかないんだから、っていうのに心がついていけなくて困惑しているのでありました。

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