くまの子ウーフ(神沢利子/作・井上洋介/絵)

子供の頃に読んだような読んでないような。
子供たちが小さい頃にNHKのアニメで見た覚えははっきりありますが。
主役が人間の子供の用にふるまうくまの子という設定でありながら、リアルをうまく混ぜこんで、子供哲学を見事に語っているなあと思いました。
『さかなにはなぜしたがない』
それぞれの生き物は、それぞれの場所で生きていきやすい体を持っているので、あれがないこれができないと悲しむよりも、これがあるあれができると考えた方がよいのですね。
『ウーフはおしっこでできているか??』
もうちょっと大きくなると、自分とはなんぞや、という疑問に発展するんでしょうね。
自分とは、何でできているのか?
そういえばうちの娘は幼稚園のときに、自分の胸の辺りをさわりながら「心ってどこにあるの?」って訊いてきたっけな。
『いざというときってどんなとき?』
なにごとも体験、かな。
経験を重ねることで、先読みの力を身につけていくんでしょうね。
『きつつきのみつけたたから』
宝物ってなんだろうね。
お金は生活を豊かに、おくさんは心を豊かにするものだから、自分の何かを満たしてくれるものを宝物というのかなあ?
今まで宝物の定義なんて考えたことなかったなあ。
『ちょうちょだけになぜなくの』
これは、深いなあ。
答え、もしくはそれに準ずることも描かれてないし。
命というか、その時々の命の重さっていうか、そういうのってなんだろうね。
『たからがふえるといそがしい』
ヘビだって宝物のために食べてるのかもしれないじゃん?
って思ってしまいました。
子供はどう思うのかな?
『おっことさないものなんだ?』
生まれながらに持っているものがおっことさないもの。
加えて、誰のものでもないもの、自分だけのものではないものもおっことさないものってことかな。
ちょっと違うけど、これを読んでまず思い出したのは、北野武さんのお母さんの「物や金は盗まれるけど知識と教養は盗まれない」という内容の言葉。
『???』
女心は難しいって話…かな?
っていうか、ツネタ、策士だな。
ということは、他人の言に踊らされるな、ってお話なのかな?
『くま一ぴきぶんはねずみ百ぴきぶんか』
ウーフのおとうさんの言葉に深くうなずきました。
それぞれが、それぞれに見合った一ぴきぶん働けばいい。
そんな世の中っていいなあ。

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