介護はしないぞ(井上雅義)

ひょんなことからこの本の存在を知り、わけもなく惹かれて介護本初読み。
義母は介護施設入所中、実父母はいまのところ自活に何の問題もないですが遠くない将来には介護が必要となるでしょう。
その前に90を過ぎた今はまだ自活できている祖母の問題が先か…。
この本を読んでまず思ったのがお金の問題は大きいなあ、ということ。
施設はピンキリで、待遇のいいところに入れてあげたいのはやまやまだけどなかなか難しく。
この著者の場合、入所金をぽんと支払うことができているわけですから、この問題がないだけでも羨ましいです。
加えて、子供たちが自立してからのことなので、それもラッキーかと。
子供たちに一番お金がかかる時期に介護というのもよくある話ですから。
あと気になったのが著者の弟さんの存在。
いる、とさらっと記述があるだけでまるで登場せず。
親の財産はあやふやなままのようなので、いざ相続の時になったらひょっこり顔を出して権利だけ主張しそうだなあ、なんて思ってしまいました。
我が家の場合、義母の入所の時に義弟とすでに揉めましたから。
親と子が仲良くないなら尚更かと。
政府は在宅介護を推進中ですが、認知症の家族を24時間監視することは不可能です。
それでも政府は介護への財源を減らすために全く実際的でない策をどんどん掲げています。
ちょっと横道にそれちゃいましたが…男性の著書ということもあり、「こんだけやったよ、自分すごいでしょ」的な内容かも…と危惧して読んだのですがそらは杞憂でした。
ライターさんだからでしょうか、あった出来事が淡々と書かれていて、この手のタイプの本に抱きがちな反感を抱くことがなかったです。
タイトルは『介護はしないぞ』ですが、放棄ではなくできないことは無理せず任せるという意味と思われます。

介護はしないぞ: 私と母の1000日戦争
小学館
井上 雅義

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