西巷説百物語(京極夏彦/著)

今回もお見事!!
『桂男』
真実を知ってもなお生きていく方が何よりつらいかもしれないですね。
『遺言幽霊水乞幽霊』
嫉妬と思い込みって怖い。
『鍛冶が嬶』
良かれと思っているだけに始末が悪い…その通り。そして悲しい。
『夜楽屋』
これも嫉妬がらみ、でも虚栄心というか、出世願望というか、やはり悲しいなあ。
『溝出』
利己のためなら手段も巻き添えも選ばないのほど、思いは膨らんでしまうものなのか…
『豆狸』
この中では救われる話だったかな。
最後の『野狐』は「短編ながらも濃いなあ」と思ったら、どうやら書き下ろしのようで。
登場人物たちも言っていましたが、総掛かりでしたね。
出版順に読んでいると、だんだんと彼らの過去やかかわりが見えてきて、最初から読み直したくなりますね。
勧善懲悪ものとはまた違った、個人の中に眠る、自分を守るための嘘や隠し事を暴いていく様は、すかっとはしないものの読み応えがありました。

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京極 夏彦

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  • 『き』から始まる作家さん

    Excerpt: きうちかつ  やさいのおなか  http://50595192.at.webry.info/200803/article_19.html 木内昇(きうちのぼり)  漂砂のうたう  http:.. Weblog: 読書感想♪だってそう思っただけ♪ racked: 2011-03-06 16:43