姑獲鳥の夏(京極夏彦/著)

なにもかもが理詰めの無駄のないミステリー。
正しいか否かは別として、京極堂の講釈に快く飲まれるのがこの本の愉しみ方だと思います。
それと、前ふり部分が非常に長いのですが、榎木津がでてくるまではとりあえず我慢して読むのがいいかと思います(笑)

この世には不思議なことなど何もないのだよ―

憑物のしわざと見える出来事も、実は理屈の通る事柄の積み重ねから成っている。
この手腕というか構築力はさすがだと思います。

雑司が谷、鬼子母神…
都電沿線で育った私には耳に馴染んだ地名です。
都電荒川線の沿線って今でも昔の香りが漂ってるんだなあ、としみじみ懐かしく思いました。

この世には不思議なことなど何もないのだよ―

そうなんだろうな、と思いつつ、身の回りで不可解な出来事が起こったらやはり怖いと感じるであろうと思うのは、人間としての知識のせいなのか本能のせいなのか。。。

姑獲鳥(うぶめ)の夏 (KODANSHA NOVELS)
講談社
京極 夏彦

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講談社ノベルス 著者:京極夏彦出版社:講談社サイズ:新書ページ数:430p発行年月:1994年09月


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  • 『き』から始まる作家さん

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