遠くの声に耳を澄ませて(宮下奈都/著)

簡単な言葉を紡ぐようにして綴られた短編集。
『アンデスの声』『転がる小石』『どこにでも猫がいる』『秋の転校生』『うなぎを追いかけた男』『部屋から始まった』『初めての雪』『足の速いおじさん』『クックブックの五日間』『ミルクティー』『白い足袋』『夕焼けの犬』
日常の中の変化を丁寧に捕らえていると感じました。
『旅』がベースになっているようで、空想の旅、共有する旅、実際に行動する旅、人生の旅、転換の旅、いろいろな旅が詰まっています。
登場人物が重なっている、というか、からまって織り成す模様もいいです。
ただ、裏に隠された感情の理屈?のようなものが汲みにくかったです。
もっと裏があるような、読みきれていないような消化不良感が若干残りました。
全体に漂う空気は好きなので、他の作品にも目を通したいと思いました。
あ、紅茶とコーヒーの違いのくだりと、ベテラン看護師、三上さんのセリフ「人生の旅路には交通整理がいるんですよね」と、以降のやりとり、とっても好きです。

遠くの声に耳を澄ませて
新潮社
宮下 奈都

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遠くの声に耳を澄ませて
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著者:宮下奈都出版社:新潮社サイズ:単行本ページ数:222p発行年月:2009年03月この著者の新着


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