緋(あか)い記憶(高橋克彦・著)

記憶にまつわる7つの短編集。
表題作『緋い記憶』『ねじれた記憶』『言えない記憶』は読み初めでおおよその筋の見当がついてしまい、読書が自分の推理の確認作業になってしまった。
『遠い記憶』はなんだかしっくりこなかった。
序盤に、主人公の母が若妻の不倫ドラマをぼんやり見ているシーンがあるのですが、そこの部分や、犯人が、意外でも納得でもなくしっくりきませんでした。
『膚の記憶』は読んでて気分が悪くなってきたし、『霧の記憶』『冥い記憶』は手が込んでいる割には動機が浅い気がして腑に落ちない感じが残りました。
そして作品全般に感じたのは、主人公がやたらハラハラドキドキするのですが、読み手の私は同調できず、に置いてきぼりを食った感じ。
このテンポについていければすっごく楽しめる本かも。
ただ、私には合わなかった…。残念。

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