ひとがた流し(北村薫・著)

第136回直木賞候補作。

ストーリー展開に若干の無理を感じたものの、登場人物のみながそれぞれに優しく、温かい気持ちで読むことができました。
対話のシーンが多いのですが、登場人物のやりとりにお互いへの思いやりが感じられました。
人間は、存在してるだけで、存在していただけで、誰かにとって意味がある。そう思える物語でした。
誰かのためにしようと思ってできることなんて限られてるけど、しようと思わなくもできることは無限なのかな、とも感じました。

ひとがたに切った紙を流して災いを持っていってもらったり、願い事を書いて流して祈ったりする習慣がある地域のことが、この本には出てきます。
そして、この本のタイトルになっています。
人はみんな誰かのひとがたなのだなあ、と思うと同時に、私も誰かのひとがたでありたい―誰かのつらさを軽くしてあげたり、うれしい気持ちにしてあげられる存在でありたい―そう思いました。

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