はこぶ(鎌田歩/作・絵) 特に車や電車が好きでもない大人の私でも面白かったです。 はこぶって人間の作業の原点みたいなもんなんだろうな。 でもって楽に運ぶ、便利に運ぶっていうのは文明の進化なんだろうな。 はこぶ教育画劇 鎌田 歩 Amazonアソシエイト by はこぶ[本/雑誌] (児童書) / 鎌田歩/作・絵CD&DVD NEOWING… トラックバック:2 コメント:0 2015年03月14日 続きを読むread more
でんでら竜がでてきたよ(おのりえん/作・伊藤英一/絵) NHKのにほんごであそぼで一躍日本中で知られることとなったこの歌ですが、これはそれより前に出版されているようです。 日本全国その土地のわらべうたは数あれど、何故にNHKがこの歌をピックアップしたのかは謎ですが、そのおかげで歌を知っていたので近しい感じがしましたが、この本が読書感想文コンクールの課題図書になった当時はどうだったんですかね… トラックバック:2 コメント:0 2014年09月21日 続きを読むread more
かんすけさんとふしぎな自転車(松野正子/作・津田櫓冬/絵) たぬきのお話といえば松野正子さん。 そう思のは『こぎつねコンとこだぬきポン』のイメージからだろうなあ。 動物とおじいさん、予想通りハートウォーミングなお話でした。 が! この物語、たぬきとかんすけさんとのハートウォーミングなお話にとどまってないところが素敵すぎます。 好きなことを仕事にして、真面目に丁寧にひたすらに生きてきたか… トラックバック:2 コメント:0 2014年09月21日 続きを読むread more
ゆずちゃん(肥田美代子/作・石倉欣二/絵) 同級生の目線の物語運びが喪失感を誘います。 当たり前の日常。 ずっと続くんだろうと思っていた毎日。 必ずやってくると信じていた未来。 震災で奪われた命の数だけこういった物語はあるのでしょうね。 他人事じゃないのに忘れがち。 今日も明日もあの子に会えることに感謝。 ゆずちゃん (えほんとなかよし)ポプラ社 肥田 美代子 … トラックバック:2 コメント:0 2014年09月10日 続きを読むread more
天使のいる教室(宮川ひろ/作・ましませつこ/画) 出来すぎなんだけど、それでもなお心にしみるものがありました。 優等生的な作品はあんまり好きじゃないんだけど、これは何かが違う…。 こういう物語を読むと、人間が健康に育つってすごいことなんだなあ、と思います。 同じ時間を楽しんだ思い出はいつまでも残りますよね。 たくさんの小学校に、こんな素晴らしいクラスを作れる先生と子供たちがいま… トラックバック:2 コメント:0 2014年09月10日 続きを読むread more
ちきゅうのなかみ(長崎夏海/作・篠崎三朗/絵) 子供の頃、私もさてつ集めにはまりました。 きっかけはたぶん理科の授業。 私の場合は、はただ単にさてつの見た目と、磁石でいくらでも集められるってところが魅力で山のように集めたけど、それがそもそも何であるかなんてどうでもよかったかも。 ちなみに、磁石にくっついたさてつってきれいにとれないから、磁石をビニール袋に入れて集めるのが私があの… トラックバック:2 コメント:0 2014年08月27日 続きを読むread more
おかぐら(脇明子/ぶん・小野かおる/え) ずばりタイトル通り『おかぐら』の話。 とは言ってもこれがおかぐらのすべてではないので、他にどんなお神楽があるのかな?と調べるとっかりに、ひいては日本文化を知りたいと思うきっかけになればよいな、と思います。 1997年度の読書感想文コンクールの課題図書なのですが、おかぐらを初めて見る少女の目線で描かれており、解説調ではないですし、感想… トラックバック:2 コメント:0 2014年08月18日 続きを読むread more
ぼくの村にサーカスがきた(小林豊) 『せかいいちうつくしいぼくの村』の姉妹本。 エピソードが違うだけで伝えたいことはほぼ一緒かと思われます。 ミラドーが旅立つときに言ったヤモの言葉にただだまってわらうだけのお父さんの心中を思うと切なくなります。 ただ毎日を一生懸命、少しでも楽しく生きているだけなのに…村はなくなってしまったのですね。 ぼくの村にサーカスがきた … トラックバック:2 コメント:0 2014年07月29日 続きを読むread more
オタマジャクシの尾はどこへきえた(山本かずとし/ぶん・畑中富美子/え) 少し前まで田んぼの隣に住んでいました。 田んぼを覗くとおたまじゃくしが泳いでいて。 その隣を足の生えたおたまじゃくしが泳いでいて。 当たり前の光景として見ていました。 誰に教わったのかどこで知ったのか、おたまじゃくしがカエルの子なのは子供の頃から知っていて、何の疑問も持たずに見てたけど… じゃあ足はいつどのようにして生えてくる… トラックバック:2 コメント:0 2014年06月28日 続きを読むread more
三びき荒野を行く(シーラ・バーンフォード/原作・山本まつよ・訳) タイトルは失念したけれど、子供の頃に、愛犬が飼い主を求めて旅をするというドラマを観たことを思い出しました。 モデルはこの物語なのでしょうか? それとも動物が飼い主の下へ旅するという物語はもっと前からあるのでしょうか? それとも元になった実話があるとか? いずれにせよ、舞台は荒野。 人間に飼いならされた二匹の犬と一匹の猫が野生の… トラックバック:2 コメント:0 2014年01月19日 続きを読むread more
ヒマラヤ―日本人の記録(徳岡孝夫/著) タイトルにあるように、ヒマラヤと日本人の関りが、登山を通して綴られていました。 始まりは仏教の経典だったのか… その後、学術を通した登山が続くのですが、不思議に思ってはいたんです。 山岳会ってなんで大学別のOBによるものばかりなんだろうって。 学術目的ということで政府に費用を出してもらっていたのが要因のようで。 書き手の言葉選… トラックバック:2 コメント:0 2014年01月01日 続きを読むread more
サーカスの小びと(エーリヒ・ケストナー/著・高橋健二/訳) 物語そのものは興味深くもあり面白くもあり、なのですが、いかんせん訳が直訳すぎる気が… 昭和の中盤頃に中学生だった私が学校で習ったような訳というか…忠実に訳されているのだとは思うのですが、もうちょっと砕かないとむしろ分かりにくいと感じるところがありました。 自分の才能を生かして行きたい道を行き、まじめで素直で賢くて、人に優しくウイット… トラックバック:2 コメント:0 2013年12月18日 続きを読むread more
からだっていいな(山本直英・片山健/さく) タイトルには『からだ』とあるけど、命があるっていいな、生きているっていいな、ということを伝えてくれる絵本だと思いました。 時にはいやなこともあるけど、体があるっていいな。 からだっていいな (絵本・ちいさななかまたち)童心社 山本 直英 Amazonアソシエイト by からだっていいな [ 山本直英 ]楽天ブック… トラックバック:3 コメント:0 2013年12月18日 続きを読むread more
ライギョのきゅうしょく(阿部夏丸/作・村上康成/絵) タイトルが『ライギョのきゅうしょく』で、タナゴが出てきた時点で「うおっ」っと思うと同時に(オヤジギャグのようですがホントの話です・笑)、この話って一体どこに落ちるんだろう…と不安と期待のいりまじった気持ちでいっぱいになりました。 そして結果…これはうまい! 殺伐としたテーマを、食うもの食われるものの友情の話としてほんわかとまとめたと… トラックバック:2 コメント:0 2013年11月28日 続きを読むread more
ボールのまじゅつし(アンソニー・ブラウン/さく・久山太市/やく) サッカーに限らず、なにかを上手になるということは… そのことが大好きであること。 練習をすること。 規則正しい生活をおくること。 道具を大事にすること。 そして本番では… 上手になった自分自身を信じること! ともすればお説教臭くなりがちな内容が楽しく描かれています。 どうやらシリーズのようなので、他の絵本のウィリーくんに… トラックバック:2 コメント:0 2013年11月28日 続きを読むread more
ふしぎなともだち(サイモン・ジェームズ/さく・小川仁央/やく) 隣に男の子が引っ越してきた時点でオチは読めちゃったんだけど、それでもなんかわくわくしてドキドキしました。 レオンのようにはっきりとはしてなくても、人って見えない期待をいだいて生きてる生き物なんだろうなあ。 だからこそ、単調であっても、今日を明日を生きていけるんだろうな… ふしぎなともだち (児童図書館・絵本の部屋)評論社 サイ… トラックバック:2 コメント:0 2013年11月24日 続きを読むread more
ウラパン・オコサ(谷川晃一/作) 読み手がいつ読むかによって印象がかわる絵本。 幼稚園の時に思わなかったことを小学生で思ったり、小学生の時に思わなかったことを中学生で思ったり、長く付き合うといい絵本かも。 幼い子が読めば、リズム感のある楽しい数絵本。 声を出して読むだけでもいい! 数字は奇数と偶数の最小数であらわすことができる。 二進法。 3以上の数字って便… トラックバック:2 コメント:0 2013年11月24日 続きを読むread more
ヤギになっちゃうぞ(最上一平/さく・石倉欣二/え) 昔話じゃないのに、まんが日本昔話のイメージで読みたくなる作品。 ばちあたりって言葉、すっかり死語になっちゃったよなあ。 子供には子供の、大人には大人の嫌なことがそれぞれ日々の中にあるけど、自分が自分でいられることが幸せ。 ヤギになっちゃうぞ (新日本ひまわり文庫)新日本出版社 最上 一平 Amazonアソシエイト by … トラックバック:2 コメント:0 2013年11月04日 続きを読むread more
むしたちのうんどうかい(得田之久/文・久住卓也/絵) ほどよく擬人化されていつつ、虫たちそれぞれの特色がさりげなく描かれていて面白かったです。 へーそうなんだ。へーなるほど。なんておもいながら楽しみました。 むしたちのうんどうかい (絵本・こどものひろば)童心社 得田 之久 Amazonアソシエイト by むしたちのうんどうかい [ 得田之久 ]楽天ブックス 絵本・… トラックバック:2 コメント:0 2013年10月20日 続きを読むread more
けんかのきもち(柴田愛子/文・伊藤秀男/絵) ケンカをするってだいじなことですよね。 ケンカをしたことがなければ仲直りの方法も覚えることができないし。 ケンカと意地悪は違うし、ガマンする子が偉いわけでもない。 小さいうちはちゃんとケンカして仲直りすることを覚えないとね。 ケンカにならないようにやりとりできるようになるまでのプロセスが思いっきりケンカをすることなんでしょうね。… トラックバック:2 コメント:0 2013年10月20日 続きを読むread more
くりぃむパン(濱野京子/作・黒須高嶺/絵) 予想外にたくさんのくりぃむがつまっていてびっくりしました。 自分の年齢のせいかなー、すべての人の気持ちがそこそこ分かっていろんな人の言動がすとんと心に入って来ました。 でも、少し読み進んでから香里も未果も小4なんだって途中で再認識した時にちょっと大人っぽすぎるんじゃない?と思ってしまいました。 未果が大人っぽいのは設定としてさてお… トラックバック:2 コメント:0 2013年10月15日 続きを読むread more
おばあちゃんすご!(中川ひろたか/文・村上康成/絵) このおばあちゃんのすごいところってどこ? 昔遊びがうまいところ? 物知りなところ? ユーモアがあるところ? それともひろたかなりくんのお母さんってこと? はたまたひろたかなりくんがちっちゃいときにお願いをきいてあげたことかな? おばあちゃんすごい! (ピーマン村のおともだち)童心社 中川 ひろたか Amazonアソシエイ… トラックバック:2 コメント:0 2013年10月08日 続きを読むread more
ワニぼうのこいのぼり(内田麟太郎/文・高畠純/絵) こいのぼりって気持ちよさそうですもんね。 ありえないけど気持ちが分かります(笑) でも私のイメージだと春っていうよりは初夏かなあ。 ワニぼうのこいのぼり文溪堂 内田 麟太郎 Amazonアソシエイト by ワニぼうのこいのぼり [ 内田麟太郎 ]楽天ブックス 内田麟太郎 高畠純 文渓堂発行年月:2002年05月… トラックバック:2 コメント:0 2013年10月08日 続きを読むread more
南の浜にあつまれ(香川茂/著) 発刊が昭和38年であり、その時代を書いた作品と思われますので時代背景はその頃と思われます。 舞台は瀬戸内海に浮かぶ小さな島ですが、検索しても引っかかってこないので実在したのかどうかは不明。 伝統やしきたりを重んじ、長老の意見が最重要視される時代から、その土地に住む人たちの意見や考えすべてが加味される時代に向かうためのある戦いの物語と… トラックバック:0 コメント:0 2013年10月01日 続きを読むread more
しゅくだい(宗正美子/原案・いもとようこ/文・絵) これ、上の子の担任の先生が授業参観でよみきかせをして、そのままその日の宿題にしたということがあったんですよね… なのでその時の感想が中心になってしまいますが… 絵本自体はいいお話だと思います。 子供を通して大人が忘れがちなメッセージを伝えるのもありだと思います。 が…授業参観に来ながらも廊下で立ち話に花を咲かせて教室にほとんどい… トラックバック:2 コメント:0 2013年09月29日 続きを読むread more
このはのおかねつかえます(茂市久美子/作・土田義晴/絵) 起承転結がはっきりした教科書的なお話です。 2004年度の読書感想コンクールの課題図書といことで、子供たちに読む機会を与えたいという意味ではとってもいい作品だと思います。 でも個人的には苦手な部類に入ります。 こんなふうにされたらこうするでしょう。 こう思うでしょう。 こうなるでしょう? と言った感じにたたみかけてくる手法に… トラックバック:2 コメント:0 2013年09月29日 続きを読むread more
ぼくが宇宙人をさがす理由(鳴沢真也/著) 読みやすくおもしろかったです。 2013年度の中学生の読書感想文の課題図書なのですが、物語が苦手な生徒におススメ、活字が苦手な生徒でも楽しく読めるのではないかと思いました。 著者が宇宙に興味を持ったきっかけが「キンダーブック」と書いてあり「ああ、うちの子も幼稚園から持って帰ってきてたなあ」と懐かしく思い出しました。 キンダーブック… トラックバック:2 コメント:0 2013年09月29日 続きを読むread more
ひ・み・つ(たばたせいいち/さく) お年寄りと子供、生と死、この組み合わせを描いた読書感想文の課題図書って(大はずれってことはないのですが)なんとなーくがっかりすることが多いのですが、これはよかったです。 どこが…って言われると、バリバリ大人目線の感想になりますが…。 死んだおじいちゃんとダンスをおどりたい、っていうおばあちゃんの気持ちって、もうそろそろ天国に…という… トラックバック:2 コメント:0 2013年09月22日 続きを読むread more
アリからみると(桑原隆一/文・栗林慧/写真) アリから見ると…いつもはあんなに小さい虫たちが大きいこと大きいこと!! きっとちょっとした土の道もアップダウンの激しい道なんでしょうね。 アリって大変そうだなあ…と、思うと同時に。 今だから白状しますが、子供の頃、アリを潰すという残酷なことにはまったことのある私としては改めてアリに懺悔したい気持ちです…ごめんなさい、アリさん。 … トラックバック:2 コメント:0 2013年09月22日 続きを読むread more
春来る鬼(須知徳平/著) 1963年、第9回読書感想文コンクール、高校生の課題図書。 表題作は、唯一である吉川英治賞の受賞作ですが、これは吉川英治賞が吉川英治文化賞と名を改めたため。 現在、文学に対して送られているのは吉川英治文学賞。 ちなみに吉川英治文学賞は今年で47回を迎え、受賞者の多くは直木賞も受賞している。 アマゾンの登録は佐川茂になっているが、… トラックバック:2 コメント:0 2013年09月20日 続きを読むread more