熱源(川越宗一)

アイデンティティの探索が描かれている物語は好きですが、物語として描かれるだけあって熾烈でした。
滅びるもの、消えてゆくもの、失われてゆくものは、そのもの自体が劣っているのではなく、自分たちが優れていると思っている者たちによって滅ぼされたり消されたり無いものにされたりする部分が大きいのだな、と、感じました。(無論、それだけではないとも思いますが)
優れている、が主観であってはならない。
でも昨今、主観で優れていると信じかさにきて勝ったかのように振る舞う言動を見ることの多さよ。
(主観)優れているものは(主観)劣っていると判断したものを攻撃する。
そして、攻撃している側は、優れている自分の判断は正しく自分の言動は正義だと信じているのでとても難しい。
ある意味で、コロナの蔓延の一部始終を見た後に書いたのではないかと感じる部分がありました。
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