また、桜の国で(須賀しのぶ)

自分が何者であるのか、何のために生きているのか。どんな時代に生きていても人が一生に一度くらいはぶち当たる壁であると思う。
ただ、要因は色々あれどその壁にずっと囲まれたまま生きている人というのも少なからずいて…
アイデンティティが不確かであるということはとても不安であると思うし、自分の行動を決定する礎が、ある意味他の人より強固であるとも言えるし盤石であるとも言え、戦時下に於いて国の看板を背負って行動しなければならないとなったらそれはかなりのプレッシャーを産み迷いもあったのではないでしょうか。
この小説にはそれが密に描かれていると思いました。
そして、ポーランドという国を知らな過ぎた自分を恥じました。
自分の国を奪われ続けるというのはいかに想像しようとしてもできない世界だと思いました。
登場人物たちの思いや行動を振り返り、読了後にこんなに胸が痛んだ小説は初めてかもしれません。

また、桜の国で
祥伝社
須賀 しのぶ

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