フリン(椰月美智子)

この方の作品は恐らく二冊目。なんかどうもしっくりこないというのが前回同様の印象。決して嫌いじゃないしつまらなくもない。でもなんか自分の感性にしっくりこない。なんだろう?あくまでも私には、なのですが、タイトルが魅力的というか想像力を誘われ感じでワクワクしながら読み始めて読み進めるのですが最後まで読むと「うーん」みたいな。でもフリンを扱っている割には嫌な感じは残らないしがっかりもしない。もしかすると、突き抜けるラストが待っていたら大好きな筋運びなのかも。
『葵さんの初恋』
真奈美から見ればちょっとイタイ恋愛観の年上の葵さん。自分の価値観からしたらちょっと下に見てしまう恋愛をしてる人っていますよね。
『シニガミ』
ちょっと後ろめたいことを理屈を後付けして自分を納得させたいときってあるかも。事の内容、大小の違いこそあれ。
『最後の恋』
本当に心が通い合う人と出会っちゃったらしょうがないよね。劇的に描かれてないところがむしろいいと思えるお話でした。
『年下の男の子』
自分がその年代だった頃よりもある程度年を取ってからの方が「お、いい男になりそうだな」って年下のというか子供に近い年齢の異性を見つけちゃう感じなんとなく分かります。
恋愛とは違って「宝石の原石を見つけたぜ。誰にも教えないよ」みたいな?
『魔法がとけた夜』
魔法がとけた夜、ってどの夜?ってそれが気になっちゃいました。
佐々木さんとの秘め事があった夜?一人を楽しんだ夜?あかりに迫られた夜?
『二人三脚』
今の生活を見ただけじゃそれまでの人生の歴史なんて分からなんですよね。
介護系の仕事して高齢者とその家族と接してるとよくそう思います。

フリン (角川文庫)
KADOKAWA / 角川書店
2013-02-21
椰月 美智子

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