押入れのちよ(荻原浩)

面白いというよりは荻原浩作品だなーという感じ。
ちょっと鼻についたのはなにかっつーと女はけち臭いという描かれ方をしていること。
それはさておき。
『お母さまのロシアのスープ』
昔話か童話のような語り口からまさかの流れ、そしてオチ。
そう来たか、そうなのか。
『コール』
とっても荻原作品らしいと思いました。
この時点までのいきさつは何とも思わなかったけど、この時点で起きていることはとてもいいと思いました。
『押入れのちよ』
このお話もとっても荻原作品らしいと思いました。
ちよちゃんは、成仏できるのかな。できるといいね。
恵太ならできる気がする。少なくとも、これからの恵太には。
『老猫』
うーん、この家に住みたい、って思わせられたことからすでに老猫にすでにやられてたのかもしれないですね。
恐ろしや。
『殺意のレシピ』
これも荻原作品らしさ満載でした。
殺意をこういうバカバカしい感じに持っていけるあたりがいいです。
でも笑ってる場合じゃないかも。
結果的に心中と同じになっちゃうかもしれないしね。
『介護の鬼』
これは…ひたすら胸糞が悪かった。
介護関係の仕事してるから、いろんな家族を見てきたから、いろんな状態で病院に運ばれるご老人を見てきたから、笑えもしなければ恐怖すら感じることができなかった。
ただひたすらに胸糞が悪い話。
てかむしろ、ざまーみろ。
『予期せぬ訪問者』
これもコミカルで荻原節がよく出ている作品だと思いました。
『木下闇』
色々とすきりしないお話でした。
結局、弥生を殺したのは誰なの?
っていうか本当に殺されたの?
だって高い位置の木のうろに遺体を隠すって無理じゃない?
仮に事件後にくすの木が育ったとしても。
ってことはあの骨は弥生のじゃないよね?
雄一の自殺の真相も不明瞭だし。
『しんちゃんの自転車』
これは、ちょっと予想と違ったけど、しんちゃんがもうこの世の人じゃないってのは読み始めてすぐに想像しました。
でも自転車で坂をくだり損ねて、だという予想は外れました。
同じ事故にあっても、あっちへ行く人残る人。
明暗を分けるものって一体なんなんでしょうね。

押入れのちよ (新潮文庫)
新潮社
2008-12-20
荻原 浩

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