コイノカオリ(角田光代・島本理生・栗田有起・生田紗代・宮下奈都・井上荒野)

はずれ(自分に合わない)なし!
なんていうか…先の見えない怖さが漂った作品ばかりでした。
このすわりの悪さというか、心に隙間風が入ったような終わり方、大好きです。
コイノカオリ、という表題の割には、恋というよりは恋に絡めた女の生き方や迷いや強さやしなやかさが繊細に描かれていると感じました。
『水曜日の恋人』(角田光代)
誰とどのにいてもどこを流れていても流れ着いても私は私、という、主人公の強さとしなやかさを感じました。
『島本理生』(最後の教室)
島本さんの文体が好きなせいか、共感するところなんてどこにもないのにやるせない感じがひたひたとしみてきました。
そういえば、話には何度か触れたことがあるんだけど、梶井基次郎の檸檬ってまだ読んだことなかったな。
『泣きっつらにハニー』(栗田有起)
不幸なんてさ、本人が不幸って思ってなければ不幸じゃないのさ。
それでも不幸だな、って思うときがあったら思えばいいさ。
思うことは悪いことじゃない。
うまくつきあっていくしかないなら幸せな不幸者でいよう、そんなふうに思いました。
『海のなかには夜』(生田紗代)
いや、この二人、この後どうなるんでしょう?
当然おわったでしょうって思う人もいれば、今まで通りだらだら続くんでしょう、って思う人もいる終わり方と思いました。
私は…二人の距離は近づきもせず離れもせず、でもベクトルが変わったんじゃないかな、と思いました。
でもそれが良い方向へなのか悪い方向へなのかまでは分からず…といった感じです。
『日をつなぐ』(宮下奈都)
この作品も、二人の今後がどうとでもとれる終わり方だな、と思いました。
外で働くって大変だけど、子供による拘束感や閉塞感って想像を絶するというか、他に例えようがないですからね…ホント独特。
修ちゃんの話って、なんだろう。
『犬と椎茸』(井上荒野)
こちらも今後が見えない終わり方だな、と思いました。
過ぎた日は巻き戻らないし、仮に巻き戻すきっかけがあったとしても巻き戻すべきでないのだ。
できるのは今この場所から前に進むことだけ。
そんなふうに思いました。

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発売日:著者:角田光代出版社:角川書店サイズ:単行本ISBN:9784048735773ご確認くださ


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