ナイルパーチの女子会(柚木麻子)

色んな意味できっつい話でした。
今はさすがにそれなりに学習しましたが、もともとは人との距離感がつかめないほうなので、若い頃に読んでたら胸がキリキリしたかも。
結局のところは、女同士の関係に正解とかないんだと思います。
打算でなりたってるのも、愛想よく接して陰口をたたくのも、そういう関係に交わることができずに一人でいるのも、どれも女同士の、ひいては人間同士の関係の形なんだと思います。
実生活の中で、今まで友達がいなかったから、今の友達がいる自分にうっとり…そういう人と出会ったこともあります。
そしてそういう人を拒絶してこっぴどくやられたことも。
なので、柚木さんの人物の作り方ってうまいなあ、と感嘆しました。
友達を渇望してる人って、それを拒絶するととことん攻撃的になるんですよ…静かにはなれればいいのに、必要以上にプライドが傷つくのか傷つけられたことの穴埋めが永遠にできないのか…
極端ではありますが、あながちありえないとも思えない物語は、時にうすら寒くさえありました。
親子関係のくだりでも、思い当たるところがなきにしもあらずで、これからやってくるであろう介護を思って胸のうちがせわしなくなるのを感じました。
介護に直面したとき、それまでの親子関係ってけっこう影響してくると思うんですよね。
ああ、読後感悪い。
でも、キレイにまとめようとしないが故のこの読後感の悪さがたまらなく好きです。

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