私の命はあなたの命より軽い(近藤史恵)

うわー、この幸せの崩壊っぷり、たまりません。
いや、不幸が愉快なのではなくてですね、ああ、うまく言えない。
自分の許容範囲の中にいるかぎりはとことん愛するけど、はみ出たら愛せないどころか憎しみに変わるって…極端なようだけどない話じゃないだろうなあ、って思うとぞっとします。
自分の尺度でしか物事を計れないってことは、他人を不幸にするだけでなく、自分の不幸をも相手のせいになるんですね。
何も知らずに里帰りした主人公の身に驚きの展開が次々にやってくるのですが、私が一番そら恐ろしかったのは、遼子がなかなか真実を知らせてもらえないこと。
ここまで来たらしょうがないといった風に次々に明かされていくのですが、出来れば知られたくないって、いかにも絆が浅い感じが漂っていて、深入りしていく遼子が幸せになれるとはとても思えなかったから。
美和は偽りの絆を絶って逃げ出すことになったけど、偽りの絆を偽りと気づかぬまま新しい家庭を持った遼子はおそらく家族との距離感をつかむことがとても苦手なのではないでしょうか。
それは夫との関係にしっかりと描かれていと思うのですが。
だからと言って遼子が不幸になればいいとは思えないし、うーん、家族の在り方に正解不正解って、あるようなないような。
ところで、タイトルの『私』と『あなた』は誰を指しているの?

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近藤 史恵

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