男ともだち(千早茜)

序盤はあんまり好きな話じゃないかなぁ、と思ったけれど、まずは長谷雄の軽薄だけど影のあるキャラに惹かれ、読み進めるうちに神名の感性に惹かれました。
ともだちの関係でいれば失うことがない…そう思えるのはある意味幸せかな、と思いました。
ともだちでいても失うことはあると思うし。
でも、ともだちでいても失うことが怖くて怖くて…じゃ物語にならないし、ここに描かれているともだちより薄っぺらい物になってしまいますね、きっと。
この二人くらい濃厚なともだちだからこそ成り立つ物語なんだろうな、とも思いました。
たぶん、美穂とあんちゃんの話だったらこんなに興味深い話にはならないんじゃないかな、と思うのです。
それから、長谷雄と神名がこんなに濃厚なともだちになったのは、もしかすると、お互いを、与えらえたのでも流されたのでもなく、自分自身で選び取ったものの最たるものだと感じていたんじゃないかと広島で京都への愛着に気付くくだりで思いました。
お互いのすべてを知っているわけじゃない、でも居心地がいい、そんな場所を与えらえる人、与えてくれる人がいれば、人は生きていけるのかもしれない。

男ともだち
文藝春秋
千早 茜

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