12歳の文学―第七集

第一集からずっと読み続けていますが、時代を反映してるなあ、と思うと同時に、どの年代でその時代を過ごすかって重要だなあとも思いました。
『人形』
すごく完成度が高くてぐいぐい引き込まれたまま読みきりました。
この怖さ、小学生が紡ぎだしたなんてすごいなあ。
ハッピーエンドじゃないところが、私はたまらなく気に入りました。
『くもの糸その後』
落語っぽいなあ、思ったら、作者の子は落語が好きだと石田衣良さんの選評に書いてあり納得しました。
読み終えた後、無意識に「お後がよろしようで」ってひとりごちちゃいましたもん(笑)
日本を代表する文学をこうも面白くひねれるなんてサイコーです。
『コミック・トラブル』
視点がたびたび代わるのですが、切り替わったのは分かるものの把握するのが難しくてよみづらかったです。
序盤で教師は男性だと分かるのにも係わらず途中で女性?と思ってしまったりして、少なくとも私には本筋とは違うところに労力を使わされすぎました。
『とある梅干、エリザベスの物語』
このしっちゃかめっちゃか感がたまらなくいい!!
12歳の文学なんだから、こういう小学生らしいハイテンションな物語っていいと思う。
審査員座談会であさのあつこさんが言ってらしたけど、ライバルの名前のゆかりが私にはツボでした。
『僕と不思議な望遠鏡』
女同士の戦いって物語の世界でも厳しいのね(笑)
このお話にでてくるかぐや姫のかわいさが読んでて心地よかったです。
『運命の糸』
正直いっていまいち意味が分かりきりませんでした。
今どんなにヤなヤツでも薔薇色の人生がおくれるならそれはそれでいいんじゃない?
人なんて変わるしさ。
読み終えても、自分の中に芽生えた矛盾はぬぐえないままでした。
今のイジメがなくなってよかったね、ってなんかいまいち話の方向がおかしいような…
『寄生人の生活』
よく分からないんだけどこれはこれでいいのかな、と思いました。
寄生人というキャラクターを借りて複数の小6女児の心を語らせるという形はおもしろかったです。
『クロ』
欲というものの質の違いの描き方がうまいなーと思いました。
世の中をみる目線が大人のそれだなあ。
『おとぎ話集』
誰が味方で誰が敵か。
見抜く目を養わないと王子様はつかまえられないぞー、って暗に語ってる感じがして…女子に引き継がれているって辺りが尚更?
意図してるんだとしたらすごいな、小学生女子。

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2013-03-22
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