小さいおうち(中島京子/著)

序盤は、正直言ってあまりそそられませんでした。
戦時下の一般国民の生活は、子供の頃に聞く機会にかなり恵まれていたので、タキさんのお話は特別新鮮でもなかったし、加えて、向田邦子さんのエッセイを思わせる雰囲気があって、それがあまり気に入らなかったので。(ちなみに向田邦子さんのエッセイは大好きです)
ですが、最終章での板倉氏の話や紙芝居、平井恭一氏の穏やかな人となりの部分では涙が浮かびました。
板倉氏にとっても、タキにとっても、時子は守るべき存在だったんだな、と思うと同時に、守りたいものも守れない時世の切なさを感じました。
平和な世の中になり、自分以外の者を守ることを忘れつつある現代社会に対する悲しみがここにあるのではないかとも思いました。

小さいおうち
文藝春秋
中島 京子

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