Story Seller―面白いお話、売ります。(新潮社ストーリーセラー編集部)

7人の作家による短編集。
『首折り男の周辺』(伊坂幸太郎)
うーん、イマイチ。
というか、私が飽きちゃったんだろうなあ。
伊坂ファンは好きなんだろうと思う。伊坂定型版という印象。
偶然が積み重なって大団円。
『プロトンの中の孤独』(近藤史恵)
読み始めてびっくり、大好きな「サクリファイス」がらみではないですか!!
サクリファイスより先に読まなくてよかった。
これ先に読んじゃってたら石尾さんイメージが先行してサクリファイスの面白さ減っちゃってたかも。
実際、刊行順もこっちが後らしい。さて、『エデン』読まなくちゃ。
『ストーリー・セラー』(有川浩)
ぜんっぜん期待しないで読み始めたんだけど…やられました。
2人が近しくなったエピソードがイマイチだったけど。
ときめきの暗号みたいに使われてる言葉、普段の私が普通に使ってるものばかりで特別感なしだったので。
けど、読む側と書く側の2人の距離感は大好きです。
人間、好きなことってやめられんないんですよね。
例え端から見てて苦難に見えても、やめられないのはやっぱり好きだから。
『玉野五十鈴の誉れ』(米澤穂信)
これは…最後の最後のオチがよかった!!
素晴らしい。
真実は明かされないままだけど、私は五十鈴が純香を守ったんだと思う。
この2人のつながりは…スゴイ。
ラスト一行にどきりとしました。
『333のテッペン』(佐藤友哉)
ずいぶんと読む人を選ぶ作品ですね。
東京タワーの上で、っていうのとか、種明かし的なところは結構いいと思ったのですが、何しろまどろっこしすぎました。
私にはあわなかった。
『光の箱』(道尾秀介)
うーん、どうしてこういう手法をこの物語に使っちゃったのかなあ。
物語そのものはよかっただけに残念でなりません。
時系列をまぜっかえす意味が分かりません。
なるほど!と思ったところでそれだけ、読み返して確認するような箇所もなく、変な小細工がされていた分興醒めしました。
小器用な組み立てができるの、あーすごいね、って感じでがっかり。
『ここじゃない場所』(本多孝好)
初本多作品、楽しく読めました。
女子高生のいいかげんな恋愛とそこから派生した自業自得とも若干いえる事件、そして人よりちょっと抜けてる人たちの物語。
超能力を使った事件とか細工が主なのかと思いきや、ちゃらちゃらした恋愛をする女子高生をちょっと大人にさせる物語だったとは。
うまいです。

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