戦没学生の遺書にみる15年戦争(わだつみ会/編)

学問を身に着けたく大学に行き、その志半ばで召集された学徒兵の遺書遺稿集です。
映画になったので有名な『きけわだつみのこえ』の続きと言って差し支えないかと思われます。
生の声なので、言葉以上に行間から伝わってくるものもありますが、学識があるせいか文章が練られていて気取りを感じる部分がなくはないです。
ダイレクトじゃないというか…。
それに、学徒兵の遺書遺稿集なので仕方ないのですが、それ以外の身分の人たちの目線が全く入っていないので、ちょっと偏った知識がついてしまいそうです。
かなり昔の、読書感想コンクールの課題図書なのですが、彼らよりも下の層で生きた戦争体験者が数多くいたことも忘れないで欲しいです。
学識があるからこそこれだけの文章を残せたのでしょうが、そうでない数多くの人たちの声のほうが私は聞きたいと思います。



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