橋のない川(四)(住井すゑ/著)

やっと本題に入った、とう印象の一冊。
ここに来るまで長かったけど、ここまでがなかったら味気ない物語になっていたと思います。
にしてもつくづく、ずーっと同じことを繰り返してる進歩のない国だなあ、と思いました。
この(四)の中にあった、
『物価高で生活が苦しくなった労働者が、その待遇を改善してくれと要求するのは、たとえて言うなら足を踏まれた者がその痛さに辛抱しきれなくなって、踏んでる相手に、踏んでるその足を除(ど)けるように要求するのと同じに、至ってあたりまえのことですよ。』
とありましたが、本当にその通りです。
そしてこの(四)は、踏まれている人たちが立ち上がることを決意したところで終わります。
まだまだ苦難は始まったばかりですが、心からガンバレと言いたいです。
にしても今の日本はひどすぎる…
踏まれてる人間に対して、
『踏んでる側だって好きで踏んでるんじゃないんだから我慢しろ。踏むのをやめたら踏まれる。それはいやだからお前が踏まれ続けろ』
って社会構造ですもんね…。
しかも、かつて首相だった人が先頭切ってそういう改革をやり逃げしちゃったんだから始末が悪すぎる。
加えて現代には、かつていたような反逆の先頭に立つような切れ者がいないですよね…。
個性を潰す教育の賜物ですね。
さぞ、踏んでる側はやりやすいだろうなあ。

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住井 すゑ

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新潮文庫 著者:住井すゑ出版社:新潮社サイズ:文庫ページ数:562p発行年月:2002年12月この著


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