壬生義士伝(上)(下)(浅田次郎・著)

動乱の時代を生きた一人の武士である吉村貫一郎という人間を、由縁ある人たちの口を借りて描き出す形を取っているのですが、それだけにとどまらず、語る側の人それぞれの人となりをきちんと描き出しています。
その道が正しいか正しくないかはさておき、どの人もみなカッコいい!
流されない自分があるってすごくカッコいいことなんだな、と改めて思いました。
そして優しいです。
表向きは鬼でも、優しさゆえの鬼であり、優しさを優しさとして押し売りしない美徳がこの物語にはあると思いました。
小説なのでツクリの部分もあるとは思いますが、こんな時代の上に今の日本があるなんて信じられません。
時代を戻らせたいとは思いませんが、米馬鹿先生のように、自分の持ち得る力をみなの幸せのためにみんなが注げたらいいなあ、と思いました。

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