東京新大橋雨中図(杉本章子・著)

小林清親という人をご存知ですか?
私は…存じ上げませんでした。
この本、『新橋ステンション夕景』『東京新大橋雨中図』『根津神社秋色』『浅草寺年乃市』の四部構成になっているのですが、一番最初の『新橋ステンション夕景』を読み終えた時点で「もしや実在の人物?」と思って調べ、実在の人物だと知りました。
氏の作品はネットで検索すると見ることができます。
『新橋ステンション夕景』では小林清親氏の人生とその背景、絵師になるまでが描かれ、『東京新大橋雨中図』では思い人とのエピソードが語られ、『根津神社秋色』では結婚生活と仕事仲間でありライバルである芳年とのエピソード、『浅草寺年乃市』では妻との離別と新しい人生の始まりを描いています。
この時代を描いた作品はいくつか読みましたがどれも人物が魅力的です。
特に、男性作家よりも女性作家が描いたものの方がより魅力的に私は感じます。
この作品も然り。
この時代において比較的ありふれた出来事しか描かれていないと思うのですが、ちょっぴりどきどきしました。
そして、最後の三行にほろりときました。

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