赤朽葉家の伝説(桜庭一樹・著)

うーん、盛り込みすぎで何が言いたいんだか分からない作品でした。
人物がやたらと出てきて、個性的なんだけど個性が描ききれておらず、一時代を反映させたキャラをを登場人物それぞれにあてたんだろうけど、だったら全く奇をてらわずに描いたほうが良かったのではないかと思います。
長いので、そういう意味での読み応えはありましたが、意味のある品物がとっちらかったキレイな部屋、みたいな印象でした。
そしてタツ。彼女は物語の中でそれなりのポジションを占めているのに、なぜ彼女が赤朽葉家の中で恐れられてるのか全く触れられていないところも消化不良。
彼女をミステリアスにする意味が全く分からないので、設定をはっしょったとしか思えませんでした。
もうちょっとしっかり練ってから書けば面白くなったのかもなあ、というのが一番の感想です。

それと、わりとしょっちゅう出てくる(と感じた)、
『だがそれはもう少し先の話だ。』
この言い回しが鼻についてたまらなかった。
気を持たせる割には持たせたほどのことが書かれていないので。

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