家出―12歳の夏 (文研じゅべにーる)(M.D.バウアー・作/平賀悦子・訳/こさかしげる・絵)

中学校一年生の時の夏休み読書感想文の課題図書です。
というと、歳がばればれですね。(笑)

当時これを読んだ時は、読むことは苦痛だし、読んでもなにも感じなくて感想文を書くのにひどく困りました。

が、今回読んでみて…
すごく面白かったです。
中学生の時は、時代背景も舞台になった土地に対する知識に乏しくて、読んでもイメージを構築しにくかったんだと思います。

加えて、興味のない本を読ませた上に感想を書かせる「読書感想文」なるものに改めて疑問を持ちました。
読書の一歩はまず興味を持つことから…
読書にではなく、読みたいと思う本に出会うという意味です。
読書の面白さは、感想を持つことではなくて感想を語り合うこと…
学校の読書教育はそこが欠けている気がします。

ところでこのお話、家出のきっかけとなった出来事に対する結末は読者に委ねられる形になっています。
ステイシーはその後どうしたのか?
継母のバーバラとの関係は?
父親とは分かり合えたのか?
実母の行方は?
エラばあさんのその後は?
その答えは、もしかすると、読者の数だけあるのだと思います。
読後には、感想文を書かせることではなく、感想を語り合わせることをおすすめしたい一冊です。

"家出―12歳の夏 (文研じゅべにーる)(M.D.バウアー・作/平賀悦子・訳/こさかしげる・絵)" へのコメントを書く

お名前
メールアドレス
ホームページアドレス
コメント