空飛ぶタイヤ(池井戸潤・著)

信頼を得るのは難しい、維持するのも難しい。
けど、失うことは一瞬でできる。

悪ぶることなく信頼を裏切った大企業と、小さな信頼を繋いで生き延びた中小企業の話です。

モチーフになっている事件が、まだ自分としては生生しいものだったので、序盤は不快感を感じて仕方ありませんでした。
けれどもすぐに物語りに引き込まれ、最後まで飽きることはありませんでした。

直木賞にノミネートされながら受賞を逃した作品なので、選考委員の評論を拝見したところ、「文学的なふくらみ、情緒がない」ところが受賞できなかった理由のようでした。
男女の艶が描かれていないことがネックだったのでしょうか。
が!この小説に男女の話はいらないと思う。

登場人物の心の揺れ、心が膨らんだりしぼんだりする様には心臓がばくばくした。

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