未来(湊かなえ)

いかにも意味が深そうなタイトル。
何故この物語に与えられたタイトルが未来なのか?を焦点に読み始めました。
扱っているテーマは深いく重たい。
冒頭の部分から『未来』を感じるエピソードが描かれ、そこから物語が展開していくのですが…未来ってなんなんでしょうね。
あらかじめ決まっていたように感じられることもあるけど、自分で選び取れると感じる瞬間もあれば、変えられないと絶望する時もあれば変えられると高揚する時もある。
未来とは、本当に不思議なものだと思います。
篠宮先生の話の終わり、栞の謎が解けた部分で号泣しかけたのですが、それは篠宮先生に関しては幸せな未来が訪れていた、と言う点にではなく(若い頃ならその理由で涙してた可能性大)、あの過去からのひとつの未来であり、未来同士はつながって絡まって…と、自分の未来は自分のものだけど、自分一人によって出来上がる物ではないのだな、と、物語全体に対して思い、そうか、だからタイトルが未来なんだと思い至っての涙でした。
自分では選べない現実で不幸になった人たちの未来。
幸せかどうか、ではなくもっと手前、あるかどうか、のところで生きている人たちの物語は…物語と分かっていても重く痛いです。
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未来

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