藤田真央ピアノ・リサイタル@紀尾井ホール10/14(月・祝)

紀尾井ホールにて藤田真央さんのリサイタルを堪能して来ました。
生演奏はYAMAHA銀座店の『蜜蜂と遠雷』のイベントに続いて2度目、きちんと聴くのは実はお初でした。

チャイコンの配信やテレビなどで演奏する姿は何度も拝見していて、いつ何度見ても楽しそうにピアノを弾かれているのがとても印象的で…
そもそも真央くんの演奏を一度は是非ホールで!と一番最初に思ったのが、題名のない音楽会で演奏されていたモーツァルトを聴いた時だったのですが、その後チャイコンの配信のモーツァルトも素敵で、この日の演奏曲にもモーツァルトが含まれているとあってここ躍らせて会場に向かいました。

ところで、そんなに回数を経験しているわけではありませんが、今回リサイタルでは初の2階席でした。
コンツェルトは二階席が好みなのですが、リサイタルだとどんな風なんだろう?と思っていたのですが、ホールの良さもあるのでしょうか、聴きづらい感じは一切ありませんでした。
ここのところ前列やサロンが多かったのですが、ご本人もピアノもまるっと全部が自然に視界に入り切る二階席も魅力だな、と思いました。

私の場合、前列だと表情や体の動きに意識の多くが行ってしまいがちなので、今回のように遠いほうが音への意識の振り分けが大きくできるかも?とも思いました。

【モーツァルト:ピアノ・ソナタ第10番ハ長調K.330】
モーツァルトを演奏されているときの真央くんて、真央くんであって真央くんでないような不思議な印象を受けます。
もうすっかり私の中ではモーツァルトと言えば真央くん、真央くんと言えばモーツァルトというくらい真央くんのモーツァルトが定着。
実は真央くんのモーツァルトを聴くまではモーツァルトって苦手だったんです。
なんか飽きちゃって最後まで聴けなくて…
でも今じゃすっかり聴けるし、真央くんのモーツァルトはずーっと聴き続けていられます(笑)
聴き終えた後に幸せで満たされた気持ちになっています。

【ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第17番『テンペスト』ニ短調Op.31-2
今回ホールで真央くんの演奏を聴いて自分的に一番驚いたのが、とっても情熱的な演奏をされるんだな、と感じたことで…
情熱的とは言っても、燃え上がるようなそれではなく、かと言って溢れ出るそれでもなく、ほとばしるでもなく、(ぴったりくる言葉が見つからず困惑)厚い想いがドミノ倒しのように倒れ掛かってくるような…いや、もっと柔らかいイメージ、厚い波が幾層にもなってゆっくり押し寄せてくるような…自分の中にあるイメージをうまく表現できなくてもどかしい…

【休憩20分】

【ショパン:スケルツォ全曲】
第1番 ロ短調Op.20
第2番 変ロ短調Op.31
第3番 嬰ハ短調Op.39
第4番 ホ長調Op.54

前述したように真央くんの演奏に情熱を感じてしまった私は、聴く前からもうすでにショパンのスケルツォにときめき始めていました(笑)
それまでは私の持つ真央くんの演奏のイメージって軽やかで優しいがほぼ全部を占めていたので、曲がそういうイメージじゃないスケルツォをどんな風に聴かせてくれるんだろう?とワクワクしていたのですが…違う意味でときめき始めていたわけです(笑)
結果…ときめきの的にずばっと命中いたしました。

オールショパンの新譜、しばらくヘビロテです…。

【アンコール】
・ショパン:マズルカ嬰ハ短調Op.63-3
・シューベルト=リスト:ウィーンの夜会第6番
・シューベルト=ゴドフスキー:楽興の時第3番
・ドビュッシー:月の光

真央くん、翌日が韓国公演と知ってから、もしかしてサイン会なし?それも仕方ないかなー、なんて思っていたのですが、サイン会決行どころかアンコール4曲も。
ピアノも人も大好きなんだろうな。
そして一人一人に丁寧にお礼を言われていて、ファンを大事にしているのも伝わりました。

ところで、この日のアンコールにあったウィーンの夜会第6番は初稿で、その後書き足されておりそちらの方が演奏されることが多いそうで。
時間に余裕のある時にじっくり聴き比べたいと思います。

ところで×2、プログラムノーツが、真央くんの言葉を拾い書きされたものでして、つまりは真央くんらしい言葉がふんだんにちりばめられていて…これがすっごく魅力的なんです。
演奏者さんがその日の演奏曲についてプログラムに書いてくださったり曲間に説明くださると、それらの曲に対する知識が増えて理解が深まるし、その日の演奏者さんの演奏が心に入りやすくなるって思っています。
そして更に言うと、文章や曲間のお話ってその方の演奏に通じてるから面白いです。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント