牛田智大ピアノ・リサイタル@福島市音楽堂9/30(日)本編

14時半開場、15時開演だったので、14時少し過ぎに到着しました。

開場待ちをしているとテレビの取材クルーの姿が。
地元のテレビ局かな、と思ったらNHKとのこと。
観客の何人かの方がインタビューを受けていたようです。

過去2回の経験からしてあまりに早く客席についてしまうと落ち着かないので、なるべく後の方にしようと思ってたのですが、凄い人でした。

リサイタル後にサイン会があるとのことだったので、開演前にCDを購入。
練馬の時と同じ理由で、当日のラインナップと収録曲が多く重なっているアルバムを選びました。

席に着くと、案の定気持ちが落ち着かなくなり、「心拍100超えだよー、落ち着け―」と自分に言い聞かせてました。

客席がほぼ埋まったと思しき頃、転倒された?大きな音がして、会場関係者の方が駆け寄っていました。
幸いにも大きなケガではなかったようで、ご自身で傷を押さえながらご自身の足でしっかり歩かれていました。

そして開演。

F.リスト『超絶技巧練習曲集S.139より第1番「前奏曲」』
この曲から始まると分かっていたので一音目から度肝を抜かれました。
聞き覚えのある曲なのに「えええ!こんな曲だったっけ!?」と驚いている間に終了。
あっという間に駆け抜けた印象。

S.プロコフィエフ『ピアノ・ソナタ第7番変ロ短調 作品83「戦争ソナタ」
この曲、最初の頃はラストの辺りが激しすぎてあまり好きじゃなかったんです。
でも牛田さんのアルバムの演奏を聴いているうちにむしろこの部分が大好きになって、今回生演奏で聴けて深く感動しました。

ところで、この曲の頭辺りから、ピアノの音がぼわんぼわんしている?と感じてしまってちょっと聞きづらさを覚えました。
自分の座席の位置のせいかな?とも思ったのですが会場のせいなのでしょうか?
音が散るのではなく塊のままぼわんぼわんしてる…説明が難しいですが。
それに、気になったのは私だけかも知れないし…

S.ラフマニノフ『絵画的練習曲Op.33より第8曲ト短調』
牛田さんの演奏で初めて聞く曲。
牛田さんの音で聴くと心にしっくりしみてきます。

S.ラフマニノフ『ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調Op.36』
激しく、もの悲しく、知っている曲なのにどうなっちゃうんだろう、という気持ちになる、飲まれるような演奏でした。

休憩

F.ショパン『24の前奏曲Op.28』
この曲を聴くのは練馬に続いて2回目。
今回の曲目の中で一番穏やかな気持ちで聴けたかも?
一曲一曲は短いのにそれぞれの曲の印象が丁寧に伝わってくる演奏、大好きです。

J.S.バッハ/F.ブゾーニ編『シャコンヌ』
全曲からほとんど間を開けずに弾き始めました。
え?続けるの?と若干の戸惑い^^;
牛田さんのバッハを聴くのは今回が初めて。
以前にテレビで披露されたことがあるようなのですが、その時はまだファンデなかったために聴くことができていませんでした。
今回のリサイタルの曲の中で私が一番惹かれたのはこの曲でした。
変な言い方かもしれないけど「今日の牛田さんにとてもあっている」と感じました。
またいつかこの演奏を聴きたいです。
来年3月にみなとみらいで聴けるでしょうか?

F.プーランク『即興曲15番『エディット・ピアフを讃えて」』
この曲の前で牛田さんを包んでいた空気がガラッと変わったのを感じました。
とても優しい調べでした。

今回、最初に発表された曲目と替わった曲があったのですが、予定されていた演目が終了し一度舞台袖に下がってから再び出てきてから説明してくれました。

故・中村紘子さんに捧げる曲目に変更したとのこと。
体調不良で演奏することができなかった曲をきちんと演奏したかった、と。
中村紘子さんが亡くなってから初めてのリサイタルと話されてましたが、今年の初めにオールショパンのリサイタルをされていますので、恐らく、そのリサイタルは中村紘子さんがなくなる前に決まっていたもので、亡くなってから曲もを決めた初めてのリサイタルという意味なのかな、と思いました。

このお話を丁寧に言葉を紡いで話されている姿に中村紘子さんへの深い想いと深い感謝の気持ちを感じました。

そして、福島在住の御父母やいとこや親戚の方などが大勢聴きにいらしているという話から、今日が一つ下のいとこさんの誕生日だという話になったのですが、ご自身を育んでくれた方たちに対する想いを、とても優しく暖かい口調でしっかりとお話してくれてこちらの気持ちも暖かくなりました。

福島は、牛田さんにとってとても大切な場所なんだなぁ、と思いました。

お話が終わり、マイクを置いてそのままアンコールの演奏が始まりました。

シューマン『トロイメライ』
牛田さんのトロイメライを聴くと時間が子供の頃に巻き戻ります。
子供の頃に聴いていたトロイメライは牛田さんの演奏ではないはずなのに、不思議です。

ベートーベン『月光ソナタ』からの…『Happy birthday to you』
月光を弾き始めたときには「えーっ、この曲15分だか20分だかあるよね?どうなるの?」って思ったら!
会場が暖かい笑いに包まれました。
こんな茶目っ気のある牛田さんが見られるなんて(笑)

そしてこの後…

バダジェフスカ『乙女の祈り』
ええええええええー、この曲を生演奏で聴けるなんて!
私にとっては夢のようでした。
この曲をYOUTUBEで見た日から私の生活のほとんどが牛田さんとピアノになったんです。
私の人生が動いた思い出の曲であり、この曲をきちんと演奏できるようになりたくてピアノを再開したんです。

今回で牛田さんの演奏を生で聴くのは3回目だったので、前2回ほどは舞い上がらないかと思っていたのですが、そんなことはありませんでした。
立ち上がったら膝に力が入らなくて、ステップを降りるのがちょっと怖かったです^^;

そしてリサイタル後のサイン会。
今日の感動のお礼をどうしても言いたくて…
練馬では舞い上がりすぎて言葉にできなかったというのもあり、今回は頑張って伝えようと思って…
サインをしていただいたCDを受け取った時に伝えました。
「今日は素敵な演奏をありがとうございました」
と、伝えることができました。
うつむいたままでしたが、微笑んでくれました。
ちゃんと言葉が届いてよかった…

最後に、リサイタル全体を通しての感想を。
曲目のせいか、今回のリサイタルでの演奏をとても情熱的だと感じました。
なんだろう、深くて強くて柔らかい音なんだけど、中に熱いものが詰まった音を感じました。

ということで!
次にまた牛田さんの演奏を聴きに行ける日を心待ちにしつつ、しばらくは日常生活がんばります(笑)

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