エメラルドのさがしもの(そのだえり)

大人絵本会のお題本。一読目はエメラルドとガーネットの関係に気が散ってしまって集中できず。
さらに、最初の会話で構ってほしい娘と家事に忙しくて構ってあげられない母親の会話からそっち方面の絵本なのかな?と推測してしまったので続きで「あれれ?」となり…
二回目は絵の丁寧さが素敵だなぁ、と感じ、絵を楽しみまくりました。
デティールがすごい。
でもって、今後作の中でアナグマさん宅の車いすに関する物語が描かれることを期待。
序盤から後半にかけて色付け部分の量はエメラルドの孤独感の表現でしょうか?くるみちゃんと出会った時が一番カラフルですね。
あと、某所で読んだ作者さんのお話によると、子供には分かりにくいので、ガーネットの職業にあえてピアノ調律師という言葉は使わなかったとのことですが、私は是非とも使ってほしかったと思います。
子供は分からなければ訊きます。
不思議だと思えば尋ねます。
子供の知る機会を奪わないで欲しかったなあ、と、残念に思います。
全体としては可愛らしく、娘が小さいときに出会ってたらエメラルドのワンピースを娘に作ってたかも、なんて思いました。
それから、この絵本を読んで私はガブリエル・バンサンの『アーネストとセレスティーヌ』のシリーズを思い出しました。でもあの作品ほどふたりの関係がしっくりこないのは、うさぎとりすだからかなあ?くまとねずみくらいサイズ差があると守ってる感と守られてる感を絵から感じ取りやすいのかな?なんて思いました。

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