ファンという名の病が慢性期に入りました

もともとピアノの音が大好きだった私。

そんな私が、振り返るとついこの間ともいえるのですが…昨年の7月に牛田智大さんというピアニストさんの存在を知って、すっかりはその演奏の魅力にまったわけだけど、それまでは「ピアノ曲のこれが好き~」とか、「クラシックのこの曲が好き~」とかはあったんだけど、世の中に『自分好みの演奏』があるってことすら知らなくて、あの出会いはかなりの衝撃だった。

好きな音、とかメロディ、とかじゃなくて「演奏が好き」って、それまで考えたことなかったし感じたこともなかった。
あっても「なんかイメージと違うなー」程度。

それが、「この演奏が好き」という感覚に出会い、そこからはもうすっかりその沼に落ちて頭まで浸かる勢いで、毎日のように何時間も牛田さんの演奏を聴き続けた結果…少なくとも繰り返し聴いた曲に関しては、自分の中の基本がすっかり牛田さんの演奏になって…

それまで聴いてたCDとか、職場とか街中で聴きなじんだ曲が聞こえてくると違和感を抱くようになって、無意識に心が牛田さんの演奏をたどってるんだなあ、って思ってたんだけど、最近になって、牛田さんじゃない演奏を聴く余裕が耳というか心というか脳に出てきたみたいで、牛田さん以外の演奏を聴いたときに「お、こんな風に弾くのか!」「こういうのもありなのか!」とか思えるようになってすごく嬉しかったりして(笑)

そもそも同じピアニストさんだってずっと同じ演奏をし続けるわけじゃなくて、色々な要因でかわっていくものなんだと気付いてから(うまくなるとか下手になるとかそういう意味じゃなくて)、さらに音楽を聴くのが面白くなった。
私が愛でている牛田さんの演奏だって、CDに入っているそれとは今はもう違うのだろうし、会場に足を運んで聴く生演奏がその演奏家さんの『今の音』なんだと知ってリサイタルやコンサートに足を運ぶということの魅力も知ったし、それもまた楽しみの一つとなった。

(実際、3月のピアノリサイタルに行ったとき、CDの演奏とは違う!でもこれもいい!って思った瞬間があった。私の思い込みとか錯覚も大いにあるかもしれないけど)

人生も半世紀を前にしてそんなことを知ることをできた自分をなんてラッキーなんだろうと思う。
ずっと音楽をやってきた人にとっては「何を今更」なことなんだろうけど、そうじゃない私にとってはものすごく嬉しく新鮮なことだった。

加えて、素人さんも含めて色々な演奏を簡単に聴くことができるYOUTUBEには感謝である(笑)
いい時代だ!

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