地下街の雨(宮部みゆき)

これはわりかし初期の頃の作品なのでしょうか?
個人的には、宮部さんの心の底がすっと冷えるようなすき間風のような寒さを持った終わり方が好きなのでちょっと拍子抜けしました。
とは言っても、長編じゃないから仕方ないのかな。
なんとなく向田邦子さんっぽい香りが漂ってるような気もしましたが、向田さんほどシュッとした感じがないような印象も。
期待して読んだせいかちょっと肩透かし的なものを食らいました。
決してつまらなくはないのですが、なんか物足りない気持ちです。
『地下街の雨』
石川が姿を現した時点でなんとなく読めました。
この話が一番リアリティがあったかなあ…。
『決して見えない』
世にも奇妙な物語で扱われそうなお話だな、と思いました。
言い換えるなら映像化に向いてるような?
『不文律』
真相なんて誰も知らない方がいいことの方が世の中多いのよ。
気になっても放置すべき案件と言うのはあるものなのです。
『混線』
世の中には、成敗すべきなのに成敗されない者たちっているから、そういうときって妖怪の力が発揮されたらいいのにな、と思うときはありますね。
この話の中では電話の精って言ってますけど。
『勝ち逃げ』
勝ち逃げかあ。勝ち逃げなのか。勝ち逃げなのかなあ。
『ムクロバラ』
ムクロバラっていうのは、どんな人間の中にでも住まっている、普段は蓋をしてカギをかけて心の奥の奥に押し込めているどす黒い部分なんでしょうね。
それが、小出しじゃなくて一気に噴出するととんでもないことになるんじゃないかと。
ってことは、普段から小出しにどす黒い人はムクロバラにはならないってことなのかな…・
『さよなら、キリハラさん』
病んでいるのは誰だ?
心が壊れた者なのか?
それとも人を操ることに疑問すら抱かない者たちなのか?

地下街の雨 (集英社文庫)
集英社
宮部 みゆき

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by 地下街の雨 (集英社文庫) の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル




地下街の雨 [ 宮部みゆき ]
楽天ブックス
集英社文庫 宮部みゆき 集英社発行年月:1998年10月 ページ数:316p サイズ:文庫 ISBN


楽天市場 by 地下街の雨 [ 宮部みゆき ] の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル



ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック

  • 『み』から始まる作家さん

    Excerpt: 三秋縋  三日間の幸福  http://50595192.at.webry.info/201407/article_12.html 三浦しをん  ロマンス小説の七日間  http://505.. Weblog: 読書感想&日常のつぶやき♪だってそう思っただけ♪ racked: 2016-09-11 10:00