スクラップ・アンド・ビルド(羽田圭介)

直木賞好きの私には「ああ芥川賞だなあ」という感想が第一に浮かびました。
個人的な見解として物語主導なのが直木賞、主人公の思考主導なのが芥川賞だと思っているので。
いやー、介護関係者としてはぶっちゃけ痛いところがありましたね(苦笑)
施設が老人を車いすに乗せる理由とか生きてることが苦痛な老人は苦痛なく死なせてやるのが正義ってろころとか。
チューブにつながれたご老人のお世話をしてると日々葛藤ですから。
ただ生かせることが正しいのか否か。
さらっとライトに書いてるけどざっくりきましたよ。
鋭利な刃物じゃなくて鈍い刃物でざっくり刺されて痛みは長く続くわ傷の治りは悪いわって感じです。
つまりは現代社会をえぐるように切り込んでるってことだと思います。
それをこんなふうにライトに書けるのってすごいなあと思いました。
生きてる目的が分からなくなることがあるのは年寄りも若者も一緒。
そんな社会が正しいとは思わないけど、そういう社会を生きていかなきゃいけないんだな、この国で現在を生きていく限りは。

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文藝春秋
羽田 圭介

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