シャイロックの子供たち(池井戸潤)

人はなぜ悪いと知りながらも悪の道へと行ってしまうのか。
人はなぜ他人を不幸の道へと誘ってしまうのか。
どんな人にも育ってきた環境があって今の家庭がある。
そんな切り口で、色んな人を描いている作品。
序盤は次々に描かれる人物がかわり、エピソードもどことなくつながっているような細切れのような感じで読みづらかったのですが、それらが明らかにつながってきたあたりからは俄然面白く感じました。
銀行員がみなシャイロックの子供たちだとは思わないけど、銀行のような直接的にお金に関わっていると何かがマヒして行っちゃうのかな、などとも思いました。
どんな職業でも慣れゆえのマヒって大なり小なりありますもんね。
どんな職業に就いてもどんなことをできる境遇にあっても、良識を失わないように生きて行こう、って思いました。
ラストの曖昧さは、事件を主とした物語りだったらすっきりしないしずるいラストだと思ったかもしれませんが、家族や人生が前面に描かれた作品なのでむしろいい終わり方と思いました。

シャイロックの子供たち
文藝春秋
池井戸 潤

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文春文庫 池井戸潤 文藝春秋発行年月:2008年11月 ページ数:347p サイズ:文庫 ISBN:


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  • 『い』から始まる作家さん

    Excerpt: E=ジャック=キーツ  ピーターのいす  http://50595192.at.webry.info/200711/article_16.html 飯野和好  絵本の作家たちⅠ  http:.. Weblog: 読書感想&日常のつぶやき♪だってそう思っただけ♪ racked: 2015-12-16 21:36