ラブリーボーンThe Lovely Bone(アリス・シーボルド=著・片山奈緒美=訳)

想像していたのと違ったというか何というか、イマイチぴんとこない作品でした。
まずは宗教観の違いかなあ?
現代の日本人には信仰心がないとは言っても、やはり日本文化に囲まれて生きている以上、根底にある生死観が違うのだなあと思いました。
ただ、じわじわやってくる不幸より、突然やってやってくる不幸の方が家族やまつわる人にとっては受け入れがたいのだろうなあとは思いました。
ちょっと引っかかったのは、レイプ殺人で命を失ったスージーがルースの体を借りてレイ・シンと体の関係を持ったこと。
ルースは合意だったような流れだけど、これはやはりなんというか…理解しきれませんでした。
そのほか、スージーの家族に対する望みはなんなのかつかみきれなかったり、読むのに時間がかかったし、読んだ後も違和感でいっぱいです。
余談ですが、斉藤由貴さんのこの作品への思いが最期に掲載されています。
この人選はうまいなあ、と思いました。
彼女は日本育ちですが、宗教的概念は一般日本人とは異なりますからね…。
まあ、異文化の中にある異宗教概念を知るにはよかったかな、とは思います。

ラブリー・ボーン
アーティストハウス
アリス・シーボルド

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