王になろうとした男(伊東潤)

織田信長にまるわる人々の話。
歴史の授業のほんの数分で語られる本能寺の変がつまった一冊と言ってもいいのでは?
『果報者の槍』
毛利新助の桶狭間での活躍と、この時代の人物にしては珍しいその生き方考え方(だからこそ信長の部下でいられたともいえると思うのですが)が描かれていまいた。
『毒を食らわば』
原田直正の口先三寸の出世物語。
嘘やはったりでも結果が伴えばすべてよし。
だがそれは結果が伴わないと破たんを迎えるということであり、はったりを重ねた原田直正は…
『復讐鬼』
自身の手は直接下さずに人を操る術に長けているものが成功するのか?
戦国の世を生きるってこういうことなのか…
『小才子』
この時代に人たちって誰を何を信じてたんでしょうか。
誰も信じられず何も信じられず…ただ自分の思いを信じて生きてきたのか。
それは果たして楽なことではなかったと推測しますが…
『王になろうとした男』
王になろうとした男は数あれど、こんな境遇でなろうとした男はほかにいないのではないかと思います。
日本は諸外国に比べたら色々なことが立ち遅れていて、よもやこんな時代に信長の直近に黒奴なるものが存在していたとは思いませんでした。
とはいっても、歴史に知識が乏しい私には、どこまらどこまでが史実でフィクションなのかよく分からないのですが…
でもだからこそ楽しめたということで。
長くなりましたが、それぞれの特質や考え、立場などを描きながら、本能寺の変を見事に描き上げているなあと思いました。

王になろうとした男
文藝春秋
伊東 潤

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