きみの友だち(重松清/著)

今まで読んだ重松清さんの作品はどうもお説教臭いような優等生的な感じがしてあんまり好きじゃなかったのですが、これはかなり引き込まれました。
思春期の閉塞感を描いた作品はいくつも読んできましたが、この物語も思春期の大変さがよくでているなあ、と思いました。
物語は『きみ』と語りかける形で進んでいくのですが、描かれている世代、テーマなどから、アンジェラ・アキさんの手紙―15の君へ―を思い浮かべました。
ラストの、物語の語り手が明かされる部分で登場する過去の人物たちが、誰も彼もそれなりに幸せに描かれてしまっていないところにリアリティがあって、後味はすっきりしないもののよい終わり方だったと思います。
教室内ヒエラルキーの頂点にいても底辺にいても、その子なりの苦労はつきまとうんですよね。
そして最後に母目線の感想を…
大人になって振り返ると学生時代なんてほんの通過点なので、思いっきり悩んでも思いっきり凹んでも、生きるテクニックを身につける期間と割り切って頑張ってもらえたらいいなあ、と思いました。

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重松 清

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