南の浜にあつまれ(香川茂/著)

発刊が昭和38年であり、その時代を書いた作品と思われますので時代背景はその頃と思われます。
舞台は瀬戸内海に浮かぶ小さな島ですが、検索しても引っかかってこないので実在したのかどうかは不明。
伝統やしきたりを重んじ、長老の意見が最重要視される時代から、その土地に住む人たちの意見や考えすべてが加味される時代に向かうためのある戦いの物語と言っていいかと思います。
伝統やしきたりは決して悪いことばかりではないですが、とらわれすぎるとよいものを切り捨てることになりかねません。
すべてをかえるのがよいとは言いませんが、捨てたほうがいい考えもあるのも事実です。
この物語の中で頑なに守られているのは海の神様や聖域などですが、今の時代にも似たようなことは未だに日本各地であらゆる場所で繰り広げられていると感じます。
新興住宅地と古くから住む人たちとの軋轢、封建的な古い体質を未だに守り続けている多くの企業。
仮にこれらが解決したところでまた新しい時代と共にまた違った古臭い習慣が生まれることでしょう。
そう考えると、時代や扱っているものは古いですが、テーマは決して古くなりえないものと強く思いました。

南の浜にあつまれ
東都書房
香川茂

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