ベロ出しチョンマ(斎藤隆介/作・滝平二郎/絵)

自分って日本人なんだなあ、としみじみ思うことが多かった一冊です。
『花咲き山』
どんなにつらい時も、それがどこかで美しい花を咲かせていると思えば耐えられる、頑張れる。
つまりは、何かの役に立っていると思えば、報われるかもしれないと思えば頑張れるってことなんだろうなあ。
『ソメコとオニ』
うちの子供たちが小さい頃よくこんなこと言ってたなあ(笑)
でも子供ってこのくらいうるさい方がいいのかもしれないですね。
『死神どんぶら』
死神に気に入られたから幸せを捨てたんじゃなくて、幸せを捨てたから死神に気に入られるのでしょうね。
幸せになるには忍耐も努力も必要で、難しいけど簡単なのかもしれませんね。
『毎日正月』
好き勝手やってると思ってたけど、実はやらせてもらってたんですね。
このあと甚助がどうしたのか気になります。
『春の雲』
今でもどこかでにぎやかに暮しているのかなあ。
そう思えば少しは救われる…そんなお話。
『ベロ出しチョンマ』
表題作であり、一番キツイ話かもしれません。
なんというか…救いようがない感じ。
この話より人形を手に入れてしまったら、この話を知ったときのショックはかなりのものかも…
『白猫おみつ』
親の言葉って子供にとっては呪いに近いものがあるんですよね。(このお話では婆さまですが)
最後に言葉の呪縛がとけてよかったです。
『おかめ・ひょっとこ』
女は顔より気立てってことかなあ。
顔を磨くより心を磨けって教えのような感じ。
『こだま峠』
ベロ出しチョンマに続いてこれも救いようのないお話です。
なにがどうなったら幸せに暮せたのでしょうか。
『天狗笑い』
天狗は…何に誘われて何のためにやってくるのでしょうか。
味方でしょうか、悪者でしょうか。
『緑の馬』
それぞれできることやできないことがあって、できないことを考えたら悲しくなることもあるけど、できることを考えれば前向きになれますよね。
『天の笛』
地上に春があるのはひばりのおかげかも。
そう思うと今度からひばりの鳴き声が違って聞こえてくるかも。
『白い花』
戦争を描いたお話なんだろうけど、全体的に抽象的でいまいち理解し切れませんでした。
テーマは…なんだろう。
『寒い母』
朝鮮咸鏡北道南面里のお話。
母を女として理解して見守った子供たちの物語です。
『トキ』
他のお話とは明らかに毛色が違います。
エッセイなのでしょうか。
それともエッセイを模した物語、かな?

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