空の中(有川浩/著)

面白かった。
ストーリー構成、登場人物そのものや描き方など、全体的に優等生過ぎて読みながらやたらと背筋を伸ばしちゃったけど(笑)それもまた作品の味として私にはよかったです。
有川さんのベタ甘ワールドには胃がモッタリとしてしまって嫌気がさしてしまうのですが、この程度のベタベタさなら気にならず。
白鯨の話が主軸でありながら、人は何を持ってして幸せと感じるか、という部分にがっつり触れていてそこがぐっときました。
宮じいとの絡みの部分は最高によかったです。
反面、対比される真帆の寂しさの描き方が定型的過ぎてちょっとしらけてしまったけど、でもあれだけの要素を盛り込んでいるのも係わらず、何が入っているのか分からないごった煮にならずにちゃんとそれぞれの素材の味が出てるのはすごいなーと思いました。
白鯨の『全うき一つ』『集団の概念をもたない』というのは面白かったし、『意識のすりあわせ』という考えは興味深かったです。
ああ、宮じいみたいな年寄りになりたいなー。

空の中
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有川 浩

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