楽園のカンヴァス(原田マハ/著)

一枚の絵画を物語にするとこうなるのか…
百聞は一見にしかずとはよく言ったもので、絵を言葉で表すのは難しい。
壮大で緻密なドラマに見事に引き込まれました。
ルソーに心捕らわれた二人の研究員がバーゼルでの七日間を経て、敵として出会いながら同志として心を通わせていく(通わずにはいられない)過程もたまらなく魅力的な物語でした。
芸術は様々な変化を遂げて現在、未来へと続いていくものだとは思うけれど、記録が残っていない芸術家たちの物語を探ることも絵を愉しむ事の一部分なのだな、と思いました。
この作品を読むまでは、ルソーの名前くらいしか記憶しておらず、絵を調べてから見たことがあると認識した程度でした。
絵画史に明るくないので、どこまでが史実で創作なのか自分の中でできないのですが、だからこそこの物語にのめりこめたかな、とも思います。
ヤドヴィガと登場人物との関係により、絵の行く末もストーリー上は収まるところに収まり、結論はないままにもいろんな伏線がすっきりとするところに着地していると思いました。
最後にネタバレ的な無粋な感想を一つ…
ジュリエットとルソーは…つながっている?

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原田 マハ

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著者原田マハ(著)出版社新潮社発行年月2012年01月ISBN9784103317517ページ数29


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