誰かが足りない(宮下奈都/著)

誰かが足りない、心が崩れるほど。
そんな経験がない自分に気づいてしまいました。
それは、そこまで大切な人を未だ欠かしたことがない、という意味であると同時に、足りなくなった時に心が崩れるような誰かが自分にはいないのでは?という不安を掻き立てるものでした。
足りない誰かの代わりは他の誰もなることができず、人は誰かが足りないことを受け止めていくのでしょう。
でも私は…?代わりのもので埋めてしまえる気がします。
それは私が強いのではなく、代わりのもので埋められてしまう程度しか愛情を抱けない人間だと自分のことを思うからです。
この作品を読んでいて、登場人物の心のぽっかり感はなんとなく理解することはできても、どこか雲をつかむような感じが常にありました。
所詮小説だから共感できることのほうが少ないのでは?言ってしまえばそれまでですが、こんな距離感は初めてで、今も飲み込みきれずに胸のどこかにひっかかり続けています。
いつか、誰かが足りないという経験をすることがあったら、その後にまた読み直してみたいと思います。

誰かが足りない
双葉社
宮下 奈都

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宮下奈都 双葉社発行年月:2011年10月 予約締切日:2011年10月18日 ページ数:174p


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