真夏の方程式(東野圭吾/著)

※ネタバレ注意※

以下の感想は物語の核心部分に触れています。

まず第一に、人の親として重治が許せません。
自分のやっていることが分からないまま子供に犯罪を手伝わせるなんて最低もいいとこ。
今回のテーマは愛するものを守るための自己犠牲と私は読みました。
なので、家族を守るために罪を犯したんだろうな、とは思うのですが、恭平を使った理由は、ただ単純に彼しか使える人間がいなかったからなのだろうか…
自分を裏切った妻への復讐も込みなだとしたら、いやなヤツ度はさらにアップです。(恭平は妻の身内なので)
でも、湯川先生がいてよかったです。
湯川先生の恭平に対する言動も自己犠牲と考えます。
本来なら関係ないですからね。
それでも心の支えになろうという気持ちに感動しました。
しかも彼らしい方法で恭平と関わるあたり、物語としても良かったです。
あと痛かったのは、親の子供への無理解とうか、子供に対する親の甘えが綴られている部分。
親って子供を過信しているというか、自分の好きなようにして大丈夫みたいな感覚が多少なりともあって、それが前面に出ている部分がところどころにあってそこがとても痛かったです。
近すぎて見えないというか、近すぎて感じ取れないというか…そんな部分を支えてやれる人物がいるかいないかって、たぶん、普通の生活を送っている子供にも重要なんだろうな、とも思いました。

真夏の方程式
文藝春秋
2011-06-06
東野 圭吾

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東野圭吾 文藝春秋発行年月:2011年06月 ページ数:413p サイズ:単行本 ISBN:9784


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