秋月記(葉室麟/著)

登場人物たちの格好よさにやられました。
この時代を生きた者たちがみな凛としていたのか、それとも葉室さんがそういう人たちを選んでいるのかはたまたそういう描き方をするのがうまいのか。
いずれにぜよ、読んでいるうちに背筋が伸びてくる作品です。
登場人物たちの魅力のおかげで、時代小説が苦手なにもかなり読みやすかったです。
時代や人物背景をきっちり把握していなくても、一人の男とその周囲に生きたものたちの言動にぶれがなくとても安定しています。
ラスト近くの、
「山は山であることに迷わぬ。雲は雲であることを疑わぬ。ひとだけが、おのれであることを迷い、疑う。それゆえ、風景を見ると心が落ち着くのだ」
という織部の言葉にはハッとさせられました。
逃げない人生を送ろうと決意した男のラスト1ページにはうるうると涙がにじんでしまいました。

秋月記
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葉室 麟

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藤沢周平氏を目指して ...
『自分』を生き抜き、 ...
充分面白いですが・・ ...
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