元首の謀叛(中村正軏/著)

世界史に疎いから、途中までベースになった事件があったんだと思い込みながら読んじゃいました(恥)
この作品が書かれた当時はまだまだドイツは二つに分かれていたので、それはそれで興味深く受け取られた作品だと思います。
同じ父祖を持つ民族が国家の都合によって分断されてしまった歴史を持つ国、その西と東がひとつになろうとする物語なわけですから。
そしてその後、ベルリンの壁は実際に崩壊。
その時の映像を目の当たりにした世代としては(当時私は二十歳でした)これまた感じるところがありました。
ドイツが二つに分かれていた頃、そしてベルリンの壁の崩壊でさえも教科書で知った世代には、この作品はどんなふうに映るのでしょうか。
興味深いです。
戦闘機、武器などの面からの戦争の描写がとっても苦手なので、私には随所に読みにくいところがありましたが、登場人物の考え方感じ方動き方はすんなりと入ってきました。
国家という大きなものが主軸の話なのですが、読み終えた後に「人間っていいな」と思いました。

元首の謀叛 (1980年)
文芸春秋
中村 正軌

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商品副データ文春文庫中村正軌文藝春秋この著者の新着メールを登録する発行年月:1983年07月登録情報


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