てんのじ村(難波利三/著)

戦後から昭和50年代の漫才ブームの頃までの芸人世界の話。
主人公の花田シゲルは芸をこよなく愛する芸人ですが一向にぱっとしません。
なので、彼のその人生にはドラマティックな大きな山や谷はないのですが、だからこその面白さは十分に詰まっています。
戦後のお笑いの変遷も良く描かれています。
全国区でメジャーになるだけが芸人としての成功じゃないんだな、というのもよく伝わってきました。
お笑いというものの原点がつまっている作品だと思います。
死ぬまで自分の好きなことを続けられるって大変なことだけど幸せなことなんですね。

てんのじ村―長編小説 (1984年)
実業之日本社
難波 利三

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